FX最新NEWS

FX初心者向けの小額取引【1000通貨単位】|実践でリスク感覚磨く

世界の市場で値下がりや価格変動のリスクの大きな資産を避け、安全資産に投資する動きが加速しています。FXを始めたい個人のなかにもリスクを意識し、踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。そんな中、取引の通貨単位を小さくした超少額取引と言われる1000通貨単位での取引が初心者に人気を集めています。

マネーパートナーズが導入している「パートナーズFX nano」は100ドル、200ドルといった具合に100通貨単位で取引が可能です。今年3月末時点の預かり証拠金の額が前年同期の5・6倍になったのは、急速な円高が進む中で初心者を取り込めたことも起因しているのではないでしょうか。

FX取引はもともと1万通貨単位での取引が主流でした。現在の水準の1ドル=78円の場合、最低でも1万ドル=78万円相当の取引となり、さらに増やすためには倍の2万ドル=156万円の売買をしなければならなりません。もちろん勝てば大きな利益を得られますが、その分負けた際の損失も大きいのは事実です。

いまでは複数の通貨に分散投資がしやすくリスクを抑えられる1千通貨単位の取引が主流になりつつありますが、100通貨単位ならリスクはさらに10分の1に減らせます。投資に自信がついたら、額を少しずつ増やしていけばいいでしょう。

初心者向けのツールとしては実際に取引をせず、仮想の売買を体験するデモトレードがありますが、ゲーム感覚で出来るデモトレードと違い、少額でも自分でお金を出して利益を狙うことで投資に身が入り、実力やリスク感覚を磨きやすいのは想像に難くないでしょう。

5月30日からFXの専業のサービスを始めたSBIグループの「SBI FXトレード」も取引単位を1通貨単位と極限まで下げたサービスをスタートした。わずか4円の証拠金からFXが始められ、リスクをとれる度合いに応じてきめ細かく売買できるため、将来本格的に投資を始めたい人の準備に向いています。18歳以上の未成年にも「修業期間」として投資参加を促すねらいのようです。

金融先物取引業協会によると、昨年のFX取引の売買高は1,680兆4,750億円と前の年から約18%減り、リーマン・ショックのあった2008年以来の水準となりました。足元ではギリシャの財政問題やスペインの金融システムヘの不安が広がり、4月は前月比25%減となりました。

昨年夏以降、欧州債務問題を背景に、為替市場は不安定な状態が続いています。投機的な側面のあるFXはリスク面が着目され、敬遠されがち。リスクを小さく抑えつつ、実践感覚を磨ける超少額取引の需要はさらに高まるかもしれません。

(参考:日経新聞)

注目のFX業者

マネーパートナーズ

1000通貨よりも単位の低い【100通貨】から取引可能なFXNANOを展開するマネーパートナーズ。でも感覚だけでは養えない「本物」の取引をリスクなく、できるので、初心者にはおすすめです。